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エネルギーデザインの実際
1 エネルギー消費量の目標を立てる
目標を立てなければ適切なエネルギーデザインを行うことができないのは当然であり、極めて重要です。この目標については『目指したいエネルギー消費量』を参考にしてください。
2 エネルギー消費量を検討する
2021年7月時点で、住宅建築前にエネルギー消費量を予測する最良のツールと考えられるのが「エネルギー消費性能計算プログラム」であり、国立研究開発法人 建築研究所のサイトで公開されています。床面積、地域、建物の性能や工夫(パッシブデザイン)、暖房・冷房・換気・給湯・照明設備、発電設備などの内容を入力することで、年間の一次エネルギー消費量が計算されます。エネルギーデザインは、このツールを操作しながら考えていくことが基本になります。このツールへの入力は難しくないので、設計者にアドバイスを受けながら一緒にやってみるのもおもしろいと思います。ただし、このツールでは詳細な評価ができないものがあり、こうした評価を行いたい場合には、他のシミュレーションツールを使って補完します。
エネルギー消費性能計算プログラムの入力画面(国立研究開発法人 建築研究所)
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